喪主ガイド

【家族葬の通夜について】参列者と喪主の二者の立場から解説!

「家族葬に参列してよいのか分からない・・・」
「家族葬では通夜をすべきなのか・・・」

一般的な葬儀とは少し異なる家族葬について悩む方は多くいます。

今回この記事では、参列者と喪主(遺族)の二者の立場から家族葬の通夜について説明していきたいと思います。

家族葬とは近親者のみで行う葬儀

家族葬とは、家族と近親者のみで行う葬儀のことをいいます。

お通夜や告別式、火葬といった一般的な葬儀を、家族や近親者など小規模な人数で行うため、弔問者の対応に追われることなく故人との別れをゆっくり行えると人気の葬儀です。

家族葬に参列してもらう人の範囲に決まりはありません。しかし、家族や親族と故人が特に親しかった友人で行うのが一般的です。故人の家族の中で参列してもらう人の判断をしておきましょう。

家族葬の流れは、通常の葬儀の流れとほとんど同じです。
詳しく流れをみていきましょう。

臨終後、葬儀社に連絡

参列者への通知

通夜の準備

通夜

葬儀、告別式、および火葬

遺骨迎え、精進落とし

家族葬においては、遺骨迎えや精進落としは省略する場合もあるようです。

家族葬をおすすめしたい4つの場合

家族葬をおすすめしたいのは、以下のような場合です。

・故人が高齢だったため、友人も高齢で参列が困難、または参列者が少ない場合

・家族や近親者のみでゆっくりと最後のお別れをしたい場合

・一般的な葬儀を費用を抑えて行いたい場合

・故人が生前に簡素な葬儀を希望していた場合

葬儀の形式も家族で話し合って決めましょう。

密葬とは違う

家族葬と密葬はよく同じものに捉えがちですが、違うものです。

密葬とは、後日に本葬やお別れ会を行うことを前提として家族や近親者のみで行う葬儀のことを言います。

▼密葬についてより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
密葬とは内密に行う葬儀?周りに伏せて葬儀を行う方法&マナー

次に家族葬に参列する側の心得についてお話していきます。

家族葬には参列しない方が良い場合が多い

家族葬への参列を迷う方は少なくありません。

家族葬は通常の葬儀と違い、参列する人数が限られています。参列したほうがよい場合としないほうがよい場合があるので、それぞれ分けて説明していきたいと思います。

参列しないほうがよい場合

遺族から身内だけで見送りたいという参列辞退の通知を受け取った場合は、家族葬への参列を遠慮したほうが良いでしょう。

また、遺族から受け取った通知に、葬儀の日時や斎場の場所などが記載されていない場合も同様です。

親族の中には寂しく感じる方もいらっしゃるようですが、故人やご遺族側の気持ちを理解してあげることが大切です。

参列したほうがよい場合

参列したほうが良いのは、遺族から出席してほしいと参列願いを受けた場合です。

この際、香典を断る旨の連絡があった場合は、もちろん香典を持参してはいけませんが、何も知らされていない場合は、念のため香典を包んで持参し、断られたら持ち帰るようにしましょう。

会社関係者であっても参列してはいけない

会社の同僚や、上司・部下のご家族が亡くなったと聞いたら、葬儀に参列しなければと考えますよね。

しかし、本人から家族葬と伝えられた場合は、お葬式に行ってはいけません。どうしてもお焼香に伺いたいと思う場合は、相手に聞いてみましょう。

家族葬に香典や供花・供物・弔電は送ったほうがよいのか

死亡通知に香典・供物は辞退する旨の記載がある場合は送らないのがマナーです。

会社関係者の家族に不幸があった場合でも、香典は不要です。気が済まないから送りたいと思う方もいらっしゃるようですが、遺族が後になって香典返しの心配をすることもあります。

弔電は家族葬でも送って差し支えありません。弔意を伝えたいときは弔電を打ちましょう。

次に参列者が気をつけるべきマナーを確認しましょう。

服装について

家族葬の服装は、通常の葬儀と同じでブラックフォーマル (礼服) が基本です。

男性は、ブラックスーツ、女性は黒無地のワンピースやアンサンブル、スーツ、着物でも良いでしょう。

通夜においてはグレーや紺などの地味な色の服装を着用するのがよいとされていましたが、最近ではブラックフォーマルを着る方も多くなりました。

ベルトやバッグも皮革製はよくないとされていましたが皮革製でも構いません。ただし、殺生を連想させる爬虫類柄や派手なもの、光るものは避けます。

女性の化粧は地味なものにしましょう。アクセサリーもパールのネックレスと結婚指輪程度にします。ネックレスは不幸の連鎖を想像させる2連以上のものはNGです。

お悔やみを言うときの注意点

お悔やみを言うときの言葉にも注意が必要です。繰り返しを意味する“返し言葉”は使わないようにします。つい言ってしまいがちなのは、「返す返すも」「重々」などです。

次に家族葬について喪主側が知っておくべきことを確認しましょう。

【喪主向け】家族葬で通夜は行った方が良い

家族葬といっても通常の葬儀にならって通夜をするのが基本です。

特に壇那寺とお付き合いがある場合、僧侶は通夜と葬儀告別式があることを前提としています。

ただし、一日葬という形で葬儀を執り行うこともできます。この場合、通夜を省略します。

本来通夜は、故人とごく親しい人が一晩にわたって最後のお別れをするものでした。しかし、近年では18時あるいは19時ぐらいから始まる半通夜となり、会社勤めの方が告別式の代わりに参列することが多くなりました。

したがって、仕事を持っている友人・知人・関係者が少ない高齢者の葬儀では通夜を行わないことがあります。また、家族の精神的・肉体的な負担を考慮して、通夜を行わないケースもあります。

お通夜にかかる費用を抑えたい場合には、先ほど紹介した一日葬という葬儀形式もありますし、直葬と呼ばれる火葬のみの葬儀を執り行うこともできます。

▼一日葬、直葬(火葬のみの葬儀)についての詳しい情報は以下の記事を参考にしてください。
一日葬とはどんなもの?葬儀の流れや必要な費用を解説!
火葬のみの葬儀がある?直葬の特徴やおすすめの葬儀社を紹介

家族葬にかかる費用

家族葬は通常の葬儀よりもこぢんまりしたものになりますから、その分費用は少なくなります。

葬儀社に支払う金額は地方によって、またどの程度のプランを選ぶかによって違いますが、およそ50万円前後が相場とされています。

これが葬儀社がよくセット販売している葬儀一式の金額です。

その他、宗教者に対する御礼や通夜ぶるまいの料理、返礼品などの費用が加算されますので、家族葬でもそれなりの出費はあります。

家族葬でのマナー

参列者として招く人の範囲を決めておきます。家族のみとするのか、特に親しい親族や親友も呼ぶのか、事前に検討が必要です。

香典や供物は受け取るか、持ってきた場合だけでなく郵送された場合はどうするかも、事前に決めておきます。

家族だけで見送りたい場合、親族には亡くなったことの連絡をします。

「故人が強く希望したので家族だけでお見送りすることになりました。いつもお世話になっているのにお呼びしないのは心苦しく思いますが、故人の希望に免じてお許しください」と伝えましょう。

通知方法は手紙かはがきで、できるだけ早く送付します。近所の方や、友人への通知は葬儀後でも構いませんが、家族だけで見送ったことを伝え、逝去を知らせなかったことをお詫びします。

家族葬について悩んだら葬儀社へ事前相談

これまで家族葬の通夜に関についてお話してきました。
大切なポイントは以下の3つです。

  • 家族葬の特徴を理解すること。
  • 遺族からの参列願いがある場合を除いて、原則近親者以外は家族葬に参列できないこと。
  • 遺族や故人の意向から家族葬で通夜を行わない場合もあること。

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